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2018年6月27日

日本遺産『出雲國たたら風土記』構成文化財に「富田城跡」が追加認定されました

日本遺産『出雲國たたら風土記』構成文化財に「富田城跡」が追加認定されました

月山富田城は戦国大名尼子氏が拠点とした山城です。尼子氏の後には毛利氏、吉川氏、堀尾氏と城主が変遷し、戦国時代から江戸時代初めまで山陰の政治経済の中心地でした。
標高約190mの月山を中心にして築かれた山城で、周囲は断崖絶壁が多く、難攻不落を誇りました。また、防衛上、軍政統治上も欠くことのできない立地条件を備えており、中国地方における代表的な中世城郭のひとつです。

尼子氏は、鉄生産の中心地であった奥出雲地域も支配下に置き、鉄の流通に関わっていたことが確認されています。これを受けて、このたび日本遺産『出雲國たたら風土記』の構成文化財に追加登録されました。この秋には、全国山城サミット安来大会(9月23日~24日)が行われ、月山富田城の魅力を全国に発信します。

本丸のある山頂部からは、眼下に広瀬町の街並みを一望でき、晴れた日には遠く中国山地の山並み、安来平野から中海、島根半島を望むこともできます。在りし日の月山富田城の姿に思いをはせてみてはいかがでしょう。

 月山富田城の紹介《安来市観光協会のホームページ》